第1章:はじめに〜SNSは占い師の命綱〜
現代において、占い事業とSNS運用は切っても切り離せない関係にあります。特に個人で活動する占い師にとって、InstagramやTikTokなどのSNSは、集客、信頼構築、ブランディングを行うための最強のツールです。しかし、その運用方法を間違えると、せっかくの努力が水の泡になってしまうことも。
本記事では、「一貫性がない」「統一性がない」「目的がわからない」といったNGなSNS運用方法に焦点を当て、どのようにすれば正しくSNSを活用できるのかを詳しく解説していきます。
第2章:一貫性がない投稿は信用を失う
まず最も多い失敗が「一貫性のない投稿」です。例えば、今日はタロット占いについて投稿したかと思えば、翌日はスピリチュアルな話題、次の日には個人的な日記という具合にテーマがバラバラでは、フォロワーは「この人は何を伝えたいのか?」と困惑します。
SNSでは発信する内容の軸が重要です。占い師としての専門性を示すためにも、占いに関する投稿は一貫している必要があります。テーマをあらかじめ決めておく、曜日ごとに投稿内容を分けるなどの工夫が必要です。
また、プロフィールと投稿内容が一致していない場合も一貫性の欠如と見なされます。プロフィールで「恋愛運専門」と書いているのに、金運の話ばかり投稿していては信頼性が下がってしまいます。
第3章:統一性がないデザイン・トーンはブランディングの敵
次に多い失敗は「統一性がないビジュアルや文章トーン」です。画像の色合いや文字のフォント、使用する絵文字などが毎回違うと、アカウント全体にまとまりがなくなります。その結果、見た目から「素人感」がにじみ出てしまい、フォロワーの定着率も下がってしまいます。
特に占いは「神秘性」や「安心感」が求められるジャンルです。淡いパステルカラーで統一されたデザインや、柔らかい口調の文章で統一することで、読者の印象が大きく変わります。
テンプレートを作成して投稿に使用する、トーンや語尾を統一するなど、細かな配慮がプロとしての信頼感につながります。
第4章:目的がわからない投稿は離脱の原因
「結局、この投稿で何が言いたいの?」と思わせる内容はNGです。多くのSNS投稿が目的不明になっている最大の理由は、発信者が投稿前に“目的”を設定していないことです。
例えば、「今日のカードはこれ!」とカードの写真だけを載せる投稿はよくありますが、それが読者にとって何の意味があるのかが明確でなければ、フォロワーは興味を持ってくれません。
目的は「フォローしてもらう」「LINE登録をしてもらう」「セッションに誘導する」など、明確に決めた上で投稿を構成する必要があります。キャプションの最後に「気になる方はDMください」「無料鑑定はプロフィールのリンクから」など、行動を促す一文を入れると効果的です。
第5章:トレンド追いすぎ・キャラ迷子もNG
SNSではトレンドを取り入れることも大切ですが、それに振り回されすぎるのも問題です。占い師なのに突然ダンス動画を投稿したり、無理に流行りの言葉を使ってキャラが崩壊したりすることで、既存のファンが離れてしまう可能性があります。
また、「今日はお姉さんキャラ、次は師匠キャラ、その次は友達感覚」とキャラが毎回変わると、読者は混乱します。発信者としての“人格”を定め、それに合わせたトーンや演出を徹底することが必要です。
ブランディングとは、“誰にどう見られたいか”を決めることです。一度決めたら、投稿ごとにブレずに表現し続けましょう。
第6章:改善への第一歩〜SNS運用の設計図を作ろう〜
NG運用から脱却するには、「SNS設計図」を作るのが最も効果的です。具体的には以下のような項目をまとめておくと良いでしょう:
- 発信するジャンル(例:恋愛タロット、前世占いなど)
- 目的(例:LINE登録、個人鑑定への誘導)
- ターゲット層(例:30代女性、恋愛に悩む人など)
- 投稿スケジュール(例:月曜=運勢、水曜=恋愛Q&A、金曜=お客様の声)
- トーン&デザイン指針(例:敬語、柔らかい口調、パステルカラー)
この設計図があるだけで、毎回の投稿に迷いがなくなり、一貫性・統一性・目的が整った理想的な運用ができるようになります。
おわりに
SNSは、正しく使えば強力な味方になります。しかし、間違った使い方をしてしまえば、あなたの魅力や信頼を損なってしまう危険性もあるのです。「一貫性がない」「統一性がない」「目的がわからない」SNS運用は、占い事業においては致命的なミスになりかねません。
本記事を参考に、ぜひあなた自身のSNS運用を見直し、改善していってください。正しい運用を続けることで、あなたの占い事業は大きな飛躍を遂げることでしょう。
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